三椏の苗の採取と植樹

2022年3月6日(日)


出雲市西林木町の三椏栽培地へ苗の採取

植樹:安部榮四郎記念館近隣の土手と山に植樹

昨年度同様、以前三椏を栽培されていた農家・小田原さんの山へ苗の採取に行きました。

安部榮四郎記念館から40数キロ、島根半島の山並みの中に栽培地があります。険しい山を登ったところに大きく育った杉が立ちそびえています。その間に育成する三椏は、適度な日照があり、斜面になっていて、とても水はけが良く、育つ条件に適した環境を持つ山です。

従って自然に種が落ちて増えていくようです。今年は全般に花の蕾も小さくこれから咲くようでした。種が落ち自然に芽が出た1~3年経ったものを50本いただきました。土も一緒に頂き植樹するときに混ぜます。一昨年は気づきませんでしたが、今年は、たくさんの鹿の糞が落ち、イノシシが三椏の根元を掘ってミミズを探した跡がありました。熊の爪痕が土に残っていましたから熊も出るのかもしれません。三椏は毒性があるので鹿は食べないようです。自然豊かなところです。

三椏の苗は昨年70本くらい植えましたが、仮植の期間(11月~3月)が約3ヶ月と長すぎたためか、植樹後半分の苗が枯れましたので、今年度は1日で採取・植樹を終えました。昨年の立ち枯れたものを抜き、下刈りで苗を切らないよう目印に竹の棒を立て、ピンクの紐で苗と竹を結びました。午後、植樹をするとき、雨交じりの雪が降ってきて、5度くらいの

気温の中で作業しました。寒い時期は雑菌が入らなく育てやすいと聞きましたので、今年こそ巧く育成するよう願っています。毎年、自然相手ですから環境が変わり確かなことは言えませんが、三椏の育成の条件が合えば大きく育ちます。聞き取り調査で同じく島根半島の

出雲市平田町にもう1件、以前栽培していた方がおり、三椏の提供をしていただきました。

雁皮についても情報が寄せられつつあります。地域の方の力と知恵を借りて日本の和紙文化を継承していきます。

平田でみつまたの株の抜取り〜記念館で植樹