三椏の苗の植樹

日程 3月13日(土)


 昨年、出雲市の局納三椏を栽培されていた小田原さんの山から三椏の苗と良い土をいただきました。それを混ぜながら植樹します。

 三椏は杉などの間のような日陰で、また、水はけのよい斜面などの立地が栽培に最適です。

 今回は管理ができるよう記念館の近くの山に苗を植えます。山の北斜面という好条件ではありませんが、日照時間が少なく川に近い斜面の場所になりました。苗が小さいうちは竹の棒で支えます。目印にもなりますし、草の下刈りで間違えて切られないようにもなります。

 今年度は、三椏の栽培に適した場所の調査を行い、栽培方法も実験しましたが、必ずしも成功したとは言えません。種は今、土中に埋めて春に取り出します。種を撒き、2年くらい成長したら植樹できます。

 種を撒くのは、昔、三椏栽培をされていた石倉充さんの山です。経験があり指導していただけるので期待しています。

 挿し木栽培については、一番早い方法と言えます。三椏が5~6年くらい成長したものから切って行うことが条件ですが、今回は成長した太い木がなく、育成の悪いもので挿し木を行ったため力が弱く、かろうじて僅かな太いものからしか芽が出ませんでした。成功率は600本中100本くらいです。来年度はこの失敗を踏まえ、また挑戦します。

 今回の挿し木の苗は小さく、もう少し成長させて根付くまでもう1年待ちます。いずれにしてもやはり時間はかかりますが、この育てる時間こそ今後の伝統工芸を守り伝えれるかを決定付けると思います。

 山の整備など広く地域の協力が必要になりますので、少しでも多くの方に現状を伝え、活動を公開し、今後に繋げていきたいです。

 和紙を未来へ繋ぐ活動は、これからも続きます。

 写真の展示、活動発表は令和3年5月1日~5月27日、松江市立中央図書館・プラバホールにて行います。 






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―和紙を未来へ繋ぐ―

令和2年度は、安部榮四郎記念館が中心となり、八雲中央公民館・松江工業高等専門学校と実行委員会を構成し「和紙を未来へ繋ぐ事業実行委員会」として活動してきました。